九天より落つ


ハワイ在住の作曲家、トーマス・オズボーンによる作品です。唐代の詩人、李白による漢詩「廬山の瀑布を望む」と、それを題材とした葛飾北斎の浮世絵から着想を得て、作曲されました。

日は香爐を照らして 紫煙を生ず
遙かに看る瀑布の 前川に挂かるを
飛流直下 三千尺
疑うらくは是銀河の 九天より落つるかと


九天より落つ(トーマス・オズボーン作曲)

演奏:デュオ夢乃 – 木村伶香能(箏)、玉木光(チェロ)
録音:シカゴ大学 ボンドチャペル(2014年10月29日)
改訂初演:デュオ夢乃(2014年)