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Duo YUMENO 夢乃

二つの楽器から紡ぎ出される音色を耳にした瞬間から心を奪われた。和と洋の楽器でありながらも、そこから生まれる響きには何の違和感もなく、見事な調和を見せた…Duo YUMENO 夢乃の素晴らしさは、木村と玉木の演奏技術の高さやデュオとしての完成度にも見ることが出来る。

【青山音楽賞 総評】
ー …played with precision and deep feeling by the duo
緻密さと深い情感を併せ持った演奏 【ニューヨーク・クラシカルレビュー】

デュオ夢乃 バイオグラフィー

箏・三味線奏者の木村伶香能とチェリストの玉木光によるデュオ。ニューヨークと日本を拠点に、邦楽とクラシックの伝統に根ざしつつ、新しい室内楽を開拓している。これまでに、一柳慧、ダロン・ハーゲン、マーティン・リーガン、佐藤容子、伊藤琢磨、エリザベス・ブラウン、中堀海都など、国際的に活躍する現代作曲家に新作を委嘱。ニューヨークの音楽シーンで活躍する作曲家の新作初演にも多く携わり、その演奏はニューヨークタイムズ、ニューヨーク・クラシカル・レビュー等において高い評価を得ている。またジャパンタイムズ、Chamber Music Magazineなど日米のメディアで活動が紹介されており、古典から現代作品、委嘱作品まで取り組む幅広い音楽性に定評がある。2019年、デュオ10周年記念リサイタル (カーネギーホール・ワイルリサイタルホール) を開催、ソールドアウト公演となる。

アメリカにおいて、2008年フォートウェインさくらフェスティバルにて初共演。2009年より、本格的にデュオ活動を開始。2010年より、4年間かけて「花鳥風月組曲」をマーティン・リーガン氏に委嘱。全米室内楽協会(Chamber Music America) より、2014年度 Classical Commission Program Grantを授与される。2015年、全米のアンサンブル団体より選出され、全米室内楽協会総会にて招待演奏を行う。2017年、全米さくらまつり主催デュオ夢乃コンサート(ジョン・F・ケネディセンター)では満場御礼の元、好評を博した。同年、バーロウ音楽基金コラボレーションアンサンブルに選出される。2020年、アメリカ現代音楽の第一人者、ルー・ハリソンが設立したハリソン・ハウスにレジデンスアーティストとして招かれ、公演を行う。これまでに、国際連合本部、ジャパンソサエティ、ワシントン大使公邸、ニューヨーク大使公邸など全米各地で演奏活動を行うほか、シカゴ大学、プリンストン大学、ハワイ大学、ニューイングランド音楽院などの大学機関より招かれ、和・洋楽器を用いた作曲法や日本音楽史についてのレクチャーなどを数多く行っている。現在、アメリカを代表するオペラ作曲家、ダロン・ハーゲンへの委嘱作品、「Heike Quarto – 平家組曲」に取り組む。

日本においては、2010年よりデュオリサイタルを継続している。2015年、青山音楽記念館バロックザールでのリサイタルの成果により第24回青山音楽賞・バロックザール賞を受賞。各都市での公演に加え、龍安寺、唐招提寺、薬師寺など世界遺産の名刹においても演奏を重ねている。日米での活動と並行して、海外にも活動の場を拡げ、これまでにニューヨーク国際交流基金の派遣により、「日本・カリブ交流年2014年」記念事業、トリニダード・トバゴ公演、ならびにカルモナ大統領官邸にて演奏。イギリス(ケンブリッジ大学)、トルコ、コロンビアなどでも公演を行う。

ファーストアルバム「花鳥風月」をリリース。「和楽器による作品集Ⅳ|マーティン・リーガン」(MSR Classics)、「Interwinded|ドナルド・ウォマック」(Albany Records)に委嘱作品が収録されている。   ー2021年 現在

デュオ名は、禅宗の盛永宗興老子(1925-95)より頂いた御軸「夢里無片雲」に由来。

 


 

アパッショナート第3楽章
 「Heike Quarto – 平家組曲」より(ダロン・ハーゲン作曲) 2015年委嘱

 


玉木光(チェロ)バイオグラフィー

京都出身。現在、ニューヨークと日本を拠点にソロ、デュオ、室内楽、オーケストラなど幅広く活動。上村昇、ピーター・サイデンバーグ両氏にチェロを師事。ジョージ・イーストマン奨学金を得て、イーストマン音楽大学に入学、ポール・カッツ氏に師事。ライス大学を経て、ノースウェスタン大学院にてハンス・イェンセン氏に学ぶ。インディアナ大学弦楽セミナー、メドマウント夏期講習にて堤剛、エレノア・ショーンフェルド両氏に師事する。2000年ビバホール国際チェロコンクール入賞。アメリカ音楽協会コンクール中西部にて第1位、ミシガン州バッハフェスティバル・コンクールで最優秀賞を受賞。1999年より在籍したシカゴ・シビックオーケストラでは首席を努め、ダニエル・バレンボイム氏の指揮の下、カーネギーホールで演奏。2001年より2013年までインディアナ州フォートウェイン・フィルハーモニー管弦楽団に在籍し、首席チェロ奏者、フライマン弦楽四重奏団として活躍。ソリストとしてフォートウェイン・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、これまでにドヴォルジャークのチェロ協奏曲、ヘブライ狂詩曲「ショロモ」、交響詩「ドン・キホーテ」、ハイドンの両チェロ協奏曲などを演奏する。2013年よりニューヨークを拠点に活動。2016年よりバークシャー・オペラ・フェスティバルにて首席チェロを務め、現在、アルバニー交響楽団、アレンタウン交響楽団に在団。ニューヨークの室内楽シーンにおいても活動を続け、カーネギーホール、シンフォニースペース、タウンホール他、様々な会場にて演奏。

日本での公演は2004年より毎年継続しており、京都新聞、読売新聞などにもその活動が詳しく紹介されている。ヴァイオリニストの岩谷祐之、ピアニストの赤木舞とアーケディアピアノトリオを結成。アーケディア音楽祭、国際連合本部、東京・ムジカーザ、奈良・秋篠音楽堂などでリサイタルを開催。2009年より木村伶香能とのデュオ活動をスタート。これまでに、バッハの無伴奏チェロ組曲や黛敏郎の「文楽」などを収録したソロアルバムをリリース。