ニューヨークでは、世界の音楽があふれています。
古楽から最先端に至る様々な音楽が奏でられる中、「日本の“よい”音楽を届けたい」と深く感じるようになりました。
「ニューヨークの四季 -日本音楽の彩り-」(英語名:Four Seasons in New York – Gems of Japanese Music – ) は、2015年秋にマンハッタンのCenter for Remembering and Sharing・White Roomにてスタートしました。数百年の時間に淘汰される事なく受け継がれてきた日本の古典作品は、四季の彩りやうつろい、そして人間の心情を映し出しています。その「音の空間」は、人種を越えて共有され得るものです。このシリーズでは、四季折々に山田流箏曲・地歌作品、古典になりゆく作品を研鑽し、紹介しています。2018-19シーズンからは、古典作品を基調としつつ、現代作品も取り上げています。
毎回、音響豊かなWhite Roomで、箏・三味線の音色や箏歌を身近に体感して頂くと共に、英語による解説も好評を得ています。終演後に提供される季節のお菓子は、ニューヨークでも評価の高い「もち凛(mochi-Rin)」によって毎回曲目から着想を得て、制作されています。コンサートを通して、五感で季節を味わう趣向となっています。